ほとんどの資格試験の試験問題にはある共通点が存在します。
それは試験種に関係なく著しく正答率の低い試験問題があるという ことです。
実は、ここに資格試験でよく用いられる仕掛けが隠れています。
それが「捨て問」です。
「捨て問」というのは十分勉強してきた受験生でも
難易度の高い問題のことです。
試験主催団体は意図的にこのような「捨て問」 を何問か出題しています。
つまり、 合格基準点に達しない受験者を適切にふるい落とせるような
仕掛けを設けているのです。
「捨て問」に関する知識のないまま「捨て問」と出会うと
1問1問の得点にこだわる受験者は
「この問題が正解できなければ試験に落ちてしまう!」
といった考えになり時間をかけてでも正解を選ぼうとします。
そうこうしているうちに時間が10分、 20分と過ぎてしまいます。
こうした反応を引き出すのが試験主催団体の狙いなのです。
では「捨て問」 に引っ掛かって試験に失敗しないためにはどうすればいいのでしょ うか?
最も重要な対策は「 本試験には捨て問が何問か入っている可能性がある」
と意識しながら本試験に取り組むことです。
このことを意識するだけでもずいぶんと対応が変わってくるからで す。
資格試験は「満点」が「合格点」ではありません。
あくまで合格に必要な得点を確保することが目的だという点を肝に 銘じて、
「捨て問」はあっさり捨てるということを心がけましょう。

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