お金についてのアトバイスは誰から学ぶかが1番重要な事です。

経済新聞や、経済ニュースを見ていると、 毎日いろんな情報が伝えられています。

1つの物事を伝えるのにも、ある専門家は「 これによって景気が良くなる」と伝え、また、ある専門家は、「 これによって景気が悪くなる」と伝えたりします。

また、株価や為替の予想についても、ある専門家は「 来年にかけて上がる」と予想し、「来年にかけて下がる」 と予想する専門家もいます。いったいどの意見を信じて、 どの意見を疑えば良いのでしょうか?

答えは、はっきりしています。

 

言動・行動・結果、を見て、 その人の言葉を判断する目を持ちましょう。

いま君に伝えたいお金の話

お金の話だと難しいので、まずは料理のお話から。。

もしあなたが、週末にホームパーティを行うために、 イタリア料理の腕を上げておきたいと思った、とします。さて、 つぎの3人のうち、誰に相談するでしょうか?

Aさん:イタリアンレストランに詳しいグルメレポーター
Bさん:流行っていないイタリアンレストランのシェフ
Cさん:行列のできるイタリアンレストランのシェフ

これは誰が考えても「Cさん」ですよね。Cさんに相談し、 アドバイスをもらうことが、一番、 イタリア料理の腕が上がると誰もが思うと思います。


では、水泳が上手になりたいとき、つぎの3人のうち、 誰に習いたいでしょうか?

Aさん:スポーツショップの店員
Bさん:近所のスイミングスクールの先生
Cさん:元オリンピック選手の水泳選手

これも誰が考えても「Cさん」ですよね。Cさんに相談し、 アドバイスをもらうことが、一番、 水泳が上達すると誰もが思います。


では、起業したいと思った時、つぎの3人のうち、 誰に相談するでしょうか?

Aさん:起業経験のない経営コンサルタント
Bさん:起業したがすぐに失敗した経営者
Cさん:起業後、会社を成長させて成功した経営者

この場合も当然Cさんですよね。


でも不思議と、AさんやBさんに相談し、 その人の意見を真に受けてしまい失敗する人も多いのが現状です。


この判断は、とてもシンプルです。これがまさにお金の知性、 つまりお金の教養になる根幹で、「言動」「行動」「結果」 を見極める、という能力です。


Aさんは、すべて「言動」だけです。 ほぼ行動まで結びついていませんし、当然結果もでていません。 Bさんは、「言動」の上で「行動」にまで及んでいます。

なんでもそうですが、口だけではなく、 行動している人のほうがその人の発言に説得力が増し、 信用もたかまりますよね。

そして、Cさんは、「言動」「行動」の上で「結果」 までも出ている人です。お客さんが絶えないシェフ。 世界で実績を出しているアスリート。そして、 経営者として実績がある人、などで、その人の意見というのは、 成功体験のある経験則からの意見なので、 正しいアドバイスをもらえる確率が高まるのです。


では、お金についてはどうでしょうか?


Aさん: 保険の販売手数料で生計を立てているファイナンシャルプランナー
Bさん: 10年以上にわたり株式投資を行っているが資産が増えていない人
Cさん:資産運用で大きな資産を作った投資家


あなたは、だれの意見を聞きたいでしょうか?また、 普段だれの意見を聞いていることが多いでしょうか??

 

「言動」「行動」「結果」を見極める。

 

「結果」を見極める力があること。これがまさに、 お金の教養です。とても、とても、シンプルで、 かつ大切なスキルとなり生涯に渡り「生きる力」となるのです。

 

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お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

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