答えを求めるのではなく、導き方を学ぼう!と一念発起した私は、 本屋さんに行って片っ端から本を買ってきました。 せっかく貯めたお金の大半を失ってしまっていましたが、 1冊1500円の本であれば、 まだまだ買うことができたからです。
毎日の行き帰りの電車の中、そして夜寝る前の時間、 朝のトイレの中など(笑)、 時間を見つけては本をどんどん読み進めていきました。
そこで分かったのは、
「世界経済はすべて、どこかでつながっていて、 毎日生き物のように動いている」
ということでした。
たとえば株式投資ひとつをとってみても、何も知識がないときは、 ギャンブルの一種としてしか思っていませんでしたが、
株の値動きというのは、その会社の業績だけでなく、
・日本の首相がどんな発言をしたのか
・国会で新しく決められた法律がどんな影響を及ぼすのか
・ガソリンや鉄鋼など材料価格の値上がり
・債券や為替など、株以外の相場の値動き
・最近の女子高生の間でブームになっている話題
その他様々な要因によって毎日影響を受けている、 ということが分かってきたのです。
これだけたくさんの要素があると、 株の値動きを予想するなんて無理なんじゃないの・・・? と疑問に思いましたが、
「世界には教育を受けた落伍者があふれている。 信念と継続だけが全能なのだ。」
を思い出し、信念と継続が足りない、ということになってしまう! スタートラインに逆戻りだ・・・・それは困る。
ということで、まずは勉強を続けることにしました。 世の中の動きはどうやったら分かるのか?それにはまず、毎日、 世の中の動きをまとめて教えてくれる「新聞」 を読むのが一番だと思いました。
そう、「経済新聞」です!
当時年収300万円程で、 新聞を読んでも何も理解できなかった私にとって、正直言って、 毎月数千円の出費はとても大きなものでした。 最初はチンプンカンプンで、読めない単語も多く、検索しながら、 参考書を引きながら、線を引き、読んだものでした。
そして数ヶ月経ってみると、全く理解できなかった新聞記事が、 ほんの少しですが理解できるようになり、 用語や経済の流れなどが分かるようになってきたのです! 株価の動きが、「予想できる」レベルではありませんでしたが、
「こういう理由で、株価が急落した。」
「このような見方をする人が多く、日経平均が急騰した。」
このような報道内容が、自分の身の回りの出来事と結びついて、
実感できるようになったのです。
あなたは、毎日学んでいますか?
社会に出てからの学びは、 必ずしも勉強机に向かって参考書を開くような、 堅苦しいものではありません。 皆さんの周りに起こっている出来事に興味を持ち、常に、「なぜ? 」「どうして?」と好奇心をもって、 その理由を探ることから始まるのです。
それはとても楽しく、ワクワクすることです!
そしてその先に、お金のこと、経済のこと、 資産運用のことに強くなり、生活も豊かになっていく、 というご褒美が待っているのだと考えてくださいね。

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